竹には邪心がない、大地にしっかりと根をはり強靭で、竹に雪折れなし、おめでたい松竹梅の仲をとりもつ間柄とか、古の頃からいろいろと奥深い、いわれがあります。仙台伊達藩の紋所も竹に雀です。
これにちなんで、お客様と店主、そして従業員の三位一体が実を結んで、はじめて店が繁盛するというところから、竹を三つにして「さん竹」と名づけました。今日も持前の粘り強さを発揮して、そば作りにいそしんでおります。
日本古来のだし文化を育んで五十余年、当店はのどの奥に余韻の残る味が自慢です。素朴なもり・かけに限らず、種物との微妙なからみ合いを是非おためしください。夕方はくつろいで酒の肴でちょっと一杯、仕上げにそば・うどんと、仙台では珍しくお江戸の風情を味わえる店でございます。おひとりでも、ご家族連れでも、商用にも是非ご利用ください。
一階テーブル席、二階テーブル席・小上がり席がございます。
↑二階小上がり(20席)
二階席(14席)→
さん竹の店内には書画がいくつか飾られておりますが、作者は墨彩画で有名な「松下紀久雄画伯」です。松下画伯の絵は庶民の暮らしを中心に、少し漫画風に描いているのが特徴で、その絵には町人たちは生きることへの一生懸命さ、力強さが非常に良く描かれており、明日への前向きな気持ちがその絵たちから伝わって参ります。一階、二階のどの席からも一枚の絵が眺められるよう配置してござますので、そばが出来るまでの間、召し上がってから落ち着くまでの間、どうぞご覧ください。